カラーミーショップでアフィリエイトを始めるには、アフィリエイトASPを利用する方法と自社アイリエイトシステムを導入する方法があります。手軽に始めたいならASPがおすすめですが、コストを抑えて独自の設計をしたいなら自社アフィリエイトシステムの導入がおすすめ。正確な計測のためには正しく設定することが重要です。
ECサイトを運営していると、「広告費を抑えつつ新規客を増やしたい」という悩みが必ず出てきます。とくに、成果につながるまで費用を抑えられるアフィリエイト広告は、売上を伸ばしたい通販企業にとって心強い存在です。
この記事ではカラーミーショップでアフィリエイトを導入し、効率よく集客する方法について解説します。おすすめASP一覧・自社アフィリエイトとの違い・注意点までまとめているのでアフィリエイト導入の際の参考にして下さい。
カラーミーショップでアフィリエイトを計測する方法

カラーミーショップでアフィリエイト集客を行うには、まず計測タグの設置が必須です。正しく設定できていないと、成果が反映されず広告主とのトラブルにもつながります。
ここでは 、
- アフィリエイトASP利用
- 自社アフィリエイトシステム利用
の2つの方法に分けて解説します。
アフィリエイトASP
まず一般的なのは、A8.net・もしもアフィリエイトなどのアフィリエイトASPを使う方法です。 カラーミーショップでは、ASP側で発行された計測タグ(コンバージョンタグ)をサンクスページへ設置するだけです。参考: 公式ヘルプ
ASPを利用したアフィリエイトの仕組みは以下です。
- ASPがアフィリエイターと広告主を仲介
- アフィリエイターが記事やSNSで商品を紹介
- ユーザーが経由して購入すると成果発生
- ASPが計測し、広告主に請求 → アフィリエイターへ報酬支払い
設置手順はASPで購入完了ページ用のコンバージョンタグ(成果地点タグ)を発行し、カラーミー管理画面の 「アクセス解析 → コンバージョンタグ」 に貼り付けます。設置後はテスト注文を行い、ブラウザのネットワークタブでタグが正常(ステータス200)で発火していることを確認します。これでアフィリエイト成果計測が可能になります。
設置手順
- アフィリエイトASPで「コンバージョンタグ」または「成果地点タグ」を取得
- カラーミー側でタグを設置する
- 購入情報を動的に渡す
- ASPのテスト注文で成果発火を確認
カラーミーショップのアフィリエイトにASPを利用するメリット・デメリットは以下です。
メリット
- ASPが集客してくれるため、アフィリエイターが自然と増える
- 計測トラブル時もASPのサポートあり
- 有名ASPなら品質の高いアフィリエイターが多い
デメリット
- ASPに20%〜30%の手数料を支払う必要がある
- 自由な報酬体系・テストがしにくい
ASPは多くのアフィリエイターを抱えているので、最速でアフィリエイトを始めることができます。設定も簡単でトラブルの際はASPのサポートがあるといった点でも多くの中小事業者に選ばれています。一方で、ASP手数料が長期的には負担になるケースは少なくありません。自由な報酬体系など独自の設定をしたい場合は、自社アフィリエイトシステムの導入を検討すると良いでしょう。
自社アフィリエイトシステム
最近増えているのが、自社アフィリエイトシステムを自社ECに導入する方法です。カラーミーショップではsuccessfeeなどの外部サービスを連携することで実現できます。
カラーミーショップでアフィリエイトを自社アフィリエイトシステム(サーバーサイド型:successfeeなど)で計測する場合、アフィリエイター専用URLに付与された クリックID(cid) を使って成果を判定します。カラーミーはサンクスページに独自スクリプトを埋め込めるため、外部ASPより精度が高く、ブラウザ制限(iOS等)にも強いトラッキング方式です。
メリット
- 手数料を抑えられる
- 自社の販売戦略に合わせて柔軟に設計可能
- インフルエンサー施策とも相性がよい
- 精度の高い計測
- Cookie制限に強い
デメリット
- アフィリエイターを自力で集めなければならない
コストを最小化しつつ自由な設計をすることができるのが自社アフィリエイトのメリットですが、自社でアフィリエイターを集める必要があるため、最初は労力がかかる点は覚悟が必要です。ですが、Cookie精度を上げたい・独自アフィリエイターを囲いたいといった場合はsuccessfeeなどの自社アフィリエイトシステムの導入を検討しましょう。
まず手軽に始めたいならASP、コストを最小化しつつ自由な設計をしたいなら自社アフィリエイトなど自社ECの状況に合わせて選ぶとよいでしょう。
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カラーミーショップでアフィリエイト集客をするメリット

カラーミーショップでアフィリエイトを導入するメリットは以下が挙げられます。
- 成果が出た時だけ費用が発生する
- 専門メディア・インフルエンサーの力を使って集客できる
- ブランド信頼性が高まる
- 広告費をおさえられる
アフィリエイトは「成果報酬型」のため、無駄な広告費を使わずに集客できます。 通常の広告(GoogleやMeta)と異なり、クリックだけで費用は発生しません。売れたときだけ広告費が発生するため、キャッシュフローに優しく、リスクが極めて低いのが特徴です。
また、SEOメディア・比較サイト・インフルエンサーなど、第三者の発信力を使って自社商品を紹介してもらえるため、広告では届きにくい層にもリーチが可能です。さらに、アフィリエイターが商品レビューや解説記事を増やすことで、自然と口コミやコンテンツ量が増え、指名検索やサイトの信頼性向上につながります。
カラーミーは成果タグを購入完了ページに自由に設置できる仕様のため、ASPでも自社アフィリエイトでも計測精度が高い点も強みです。紹介記事の増加により被リンクが増え、SEO効果が高まることも大きなメリット。広告運用と併用することで、広告で弱いSKUやCVRの低い商品をアフィリエイトで補完し、集客とCPA最適化の両面で効率を改善できます。
カラーミーショップでアフィリエイト集客をするデメリット
メリットが大きい一方で、アフィリエイトには注意すべき点もあります。
- 管理・運用の手間がかかる
- 成果が出るまで時間がかかる
- 不正成果のリスクがある
アフィリエイトは成果報酬型であるものの、放置していては成果はでません。
- ASPの掲載最適化
- アフィリエイターへの情報提供
- 報酬率調整
- 不正成果チェック
など運用タスクが多くなります。
また、成果が出るまでの速度は他の広告より遅いことが多いです。アフィリエイターが記事を書くまで時間がかかり、検索順位が上がるまでさらに数週間〜数ヶ月が必要になり短期の売上には不向きです。不正成果のリスクもあり、クーポン横取りや自己アフィリエイト、リスティング規約違反などを防ぐルール設計が必須です。成果タグの設置・変数設定・テスト注文などの初期設定が必要で、広告より導入ハードルが高い点もデメリットといえます。
SEOへの反映に時間がかかり短期売上UPには向かない施策です。成果発生までの時間を見越した計画が必須となります。
カラーミーショップにおすすめのASP
カラーミーショップと相性の良いASPを相性を目的別におすすめASPをまとめます。
【目的別おすすめASP一覧】
| ASP名 | 手数料 | アフィリエイター数 | 特徴 | 向いている店舗 |
|---|---|---|---|---|
| A8.net | 30% | 国内最大規模 | 物販案件が強い | 美容系・健康食品・雑貨 |
| もしもアフィリエイト | 30% | 初心者多め | Amazon提携が強い | 小物・日用雑貨 |
| バリューコマース | 31.5% | SEO強者多い | データフィード広告も強い | 家電・ガジェット |
| アクセストレード | 非公開 | IT系に強い | サービス系向け | Webサービス・サブスク |
アフィリエイトASP一覧の中でも、ECと相性が良いのはA8.netともしもアフィリエイトです。カラーミーショップの店舗は物販が中心なので、A8.netで成果が出やすい傾向があります。
アフィリエイトASPについては>>おすすめのアフィリエイトASPの記事で費用や手数料・サポート内容について詳しく紹介しています。
成果報酬型の販路拡大するならsuccessfee
successfeeは計測・契約・支払い を丸ごと仕組み化できるツールです。アフィリエイターだけでなく、卸先・店舗・インフルエンサーなどのパートナーを成果報酬で巻き込めるので、広告以外の販路を一気に広げやすくなります。
「successfee」の特徴は以下です。
- コンバージョンを簡単に計測できる
- 成功報酬契約ができる
- 支払いの自動化もできる
コンバージョンを簡単に計測できる
successfeeはECカートと連携し、注文発生時に自動で注文データをsuccessfee側に送信する設計になっています。そのため、「誰が紹介した顧客の、どの注文か」「売上金額・商品・回数」などの情報が自動でsuccessfee側に入ります。
タグをパートナーごとにベタ書きする必要がなく、一度カート連携を設定すれば、その後のコンバージョン計測は自動で回るのがポイントです。
successfeeはタグを設置するだけでカラーミーショップの「注文完了ページ」でコンバージョンが自動計測できます。
成功報酬契約ができる
successfeeは、成功報酬型の業務提携・販売委託契約を運用するための基盤となります。パートナーが申請フォームから登録 → 審査 → 承認までをオンラインで完結 。
パートナーごとに
- マージン率(%)
- 固定フィー
- 永続マージンの有無
などの条件を設定でき、どのパートナーに、どの契約条件で、どれだけ売上とマージンが発生しているかをダッシュボードで可視化することができます。
個別に「販売委託契約+売上報告+精算」をやる必要はなく、一つの管理画面に集約して成功報酬契約を標準化できます。売れたら成果報酬が発生する仕組みを自社で運用できますが、 ASPのような高い手数料が不要です。
支払いの自動化もできる
支払い業務の自動化ができるので、運用の手間を減らせます。売上確認・マージン計算・パートナーへの口座振込までをシステム側で自動処理し、担当者不要の事務処理を実現することができます。
具体的には以下の流れになります。
- successfeeがECカートの売上データを受け取る
- 各パートナーの契約条件に基づき、自動でマージンを計算
- 一定期間ごと(例:月次)に、支払対象金額を集計
- 振込用データのエクスポート or 振込連携で支払い処理
「誰にいくら払うか」を考える作業をほぼゼロに近づけることができます。
パートナー側も、自分の売上とマージン発生状況をダッシュボードで確認できるため、「ちゃんと支払われているのか?」という不信感を減らせるのもポイントです。
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カラーミーショップでアフィリエイトをする際の注意点
カラーミーショップでアフィリエイトをする際の注意点を確認しておきましょう。
- 無料ASPは利用できる制限がある
- アフィリエイトで必ず成果が出るわけではない
- 計測テストを必ず行う
無料のASPは利用できる制限がある
無料のASPは成果が発生した時のみ広告主からアフィリエイターへの報酬とASPへの手数料が発生する料金体系です。
初期費用・月額費用が無料のASPとしては、もしもアフィリエイト・レントラックスなどがあげられます。固定費が無料であることはメリットですが、アフィリエイターの数が大手有料ASPに比べて劣っていたりジャンルが偏っている可能性があります。サポート内容が十分でない場合もあるので注意が必要です。
そのため、A8・バリューコマース・felmatなどの有料ASPを選ぶ方が計測の安定性が高く、トラブルを避けやすいです。安定して販売したいなら実績のあるASPを使うとよいでしょう。
アフィリエイトで必ず成果がでるわけではない
アフィリエイトは成果報酬型のため、リスクが低い一方で始めたらすぐに成果がでるものではありません。アフィリエイトはあくまでも外部媒体に依存するからです。
成果が出ない典型的な理由としては以下が挙げられます。
- アフィリエイターにとって魅力が弱い(報酬率・商品力)
- 商品名・写真・LPの訴求が弱く、紹介されない
- 競合商品と比較されて勝てない
- SEO記事が上位に上がるまで時間がかかる→ 1〜3ヶ月は成果ゼロでも普通
アフィリエイトは開始してから成果が安定して伸び始めるまでには、半年から1年程度かかると言われていて、短期の売上施策とは性質が異なります。出稿すれば必ず売れる広告と勘違いしないことが大切です。成果につながるのには時間がかかることは理解しておきましょう。
計測テストを必ず行う
計測テストは必ず行いましょう。アフィリエイトで最も重要なのは計測の正確性だからです。
設定ミスのまま運用すると、
- 成果が発生しても「0件」と表示される
- 成果が漏れる
- アフィリエイターとのトラブルにつながる
- ASP側から改善要請が来る
など、重大な問題に発展します。
- タグが正しく動作しているか
- 広告主パラメータが正しく渡っているか
- サンクスページでイベントが発火しているか
こういったテストをしないまま本番運用すると、成果漏れが起き信頼の失墜につながります。掲載停止のリスクがあるので、アフィリエイト導入時は計測テストは必須です。
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まとめ
カラーミーショップでアフィリエイト集客を実施するには、アフィリエイトASPを利用する方法と自社アフィリエイトシステムを導入する方法があります。手軽に始めるのにはASPを利用すると良いですが、コストを抑えて独自の設計をしたいなら、自社アフィリエイトシステムの導入を検討しましょう。
アフィリエイトは「時間をかけて育てる集客施策」です。短期の即効性はありませんが、長期的には広告費を抑えながら売上を増やせる強力な武器になります。
ECサイトの集客を強化したい方は、ぜひ本記事を参考にアフィリエイト導入へ踏み出してください。