メイクショップでアフィリエイト集客は可能です。ですが、PCとスマホのテンプレート分離とサンクスページの複雑性により正確なタグ設置には注意が必要です。
メイクショップ(Makeshop)でのアフィリエイト集客は、費用対効果の高い集客施策として多様化するECサイトの集客方法の中でも注目を集めています。成果報酬型のため、成果が発生した場合のみ費用が発生し、CPA(顧客獲得単価)を安定させやすいというメリットがあります。
しかし、実際にはPC・スマホでテンプレート構造が異なる、サンクスページのURL仕様が複雑などの理由で設定難易度が高く、計測漏れやASP併用時の成果重複など、メイクショップ特有の注意点が多くあります。正しく設計しないと逆に赤字化するリスクも存在します。
メイクショップでのアフィリエイトで成果を上げるのには、正確なタグ設置とテスト環境での動作確認が必須です。
この記事ではメイクショップのアフィリエイト集客のメリット・デメリット、具体的な設定方法を解説していきます。メイクショップのアフィリエイト集客を検討する際の参考にしてください。
メイクショップでアフィリエイト連携する方法

メイクショップでアフィリエイト連携する方法は
- ASPを使う方法
- 自社アフィリエイトを使う方法
の2つです。
ASP連携は最も手軽で、タグを発行してメイクショップのサンクスページに設置するだけで成果測定が可能になります。一方、自社アフィリエイトは手数料を抑えながら柔軟に集客施策を運用できるため、運用が軌道にのれば利益率改善に効果的です。
ただし、メイクショップはPC・スマホでテンプレート構造が異なり、サンクスページのURL仕様も複雑なため計測漏れや成果重複が起きやすいという特徴があります。正しいタグ設置とテスト環境での動作確認が必須であり、初心者はASP連携から始める方が安全です。ある程度実績があり広告コストを抑えたい事業者は、自社アフィリエイトシステムの導入が向いています。
メイクショップ特有の計測仕様を理解し、最適な連携手法を選ぶことで成果向上を狙うことができます。
サンクスページの仕様が複雑なので、コンバージョンタグの設置場所を誤ることがあります。この場合成果計測ができず、正しい売上評価ができなくなるため注意が必要です。
アフィリエイト連携する方法をそれぞれ詳しく解説します。
アフィリエイトASP
アフィリエイトASPの利用は、メイクショップの集客施策の中でも比較的導入しやすい方法です。ASPは広告主(ショップ)とアフィリエイターの仲介を担い、媒体獲得・管理画面の運用・成果承認などを一元化してくれるからです。また、成果報酬型で費用発生が成果が発生した時のみなので、広告費が膨らみにくく安定したCPAが実現しやすい点もメリットです。
ただしASPによって成果報酬の料率・手数料・広告枠の強さが異なるため、商材との相性を見極めて選定する必要があります。
メイクショップ公式でも紹介されているASP
参考:メイクショップ公式サイト
| ASP | 初期費用 | 月額費用 | 成果手数料 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| A8.net | 50,000円 | トライアル:50,000円 スタンダード:45,000円 ロイヤル:40,000円 | 30% | 国内最大級ASP・媒体数が多い |
| バリューコマース | 50,000円 | 50,000円 | 31.5% | 大手モールや有名ブランドの独占案件が豊富 |
| もしもアフィリエイト | 無料 | 無料 | 30% | 厳選された良質な案件が豊富 |
| アクセストレード | 55,000円 | 44,000円 | 要問合せ | 金融・Eコマース・エンタメなど広告ジャンルが豊富 |
メイクショップは「公式コンバージョンタグ機能」があるので、複数サンクスページに個別に設置する必要はありません。PC版・スマホ版の両方で設定が必要なことには注意が必要です。
設定手順
- ASPから発行されるコンバージョンタグを取得
- メイクショップ管理画面の「マーケティング」⇒「コンバージョンタグ設定」
- PC版テンプレートにタグをペーストする
- スマホ版テンプレートに同じタグをペーストする
- テスト購入で計測確認
アフィリエイトASPを利用すれば、成果が出た時だけ費用が発生する形式なのでメイクショップの集客を強化できます。手数料がかかるので、長期的な運用には負担になることもあります。
自社アフィリエイト
自社アフィリエイトは、ASPを利用せずに独自で成果報酬型の集客仕組みを構築する方法です。
最大のメリットはASP手数料が不要になる点で、成果報酬の20〜30%前後のコストが削減でき、利益率を大きく改善できます。また、承認基準や成果条件を自由に設定できるため、アフィリエイターを戦略的にコントロールしやすいのも特徴です。
特に美容・健康・食品などのジャンルでは、公式と異なる情報を勝手に掲載されるブランド毀損の問題を回避できます。
一方で、
- アフィリエイターの管理
- 計測タグの管理
- 承認フロー
- 不正成果の排除
など、運用負荷がASPに比べて高くなる点はデメリットです。
運用にリソースを避けない場合は、successfeeのように自社アフィリエイトシステム構築を支援するサービスを利用することで運用負荷を軽減することが可能です。初心者でも導入しやすく、手数料を大幅に削減した効率的な集客モデルを実現することができます。
月商500万円、アフィリエイト経由売り上げ150万円の場合で考えてみましょう。
| 項目 | ASP利用(A8.netの場合) | 自社アフィリエイト(successfeeの場合) |
|---|---|---|
| 初期費用 (初回のみ) | 50,000円 | 55,000円 |
| 月額固定費 | 50,000円 | 2,200円 |
| アフィリエイター報酬(報酬率10%と仮定) | 150,000円 | 150,000円 |
| 手数料 | 報酬の30%:45,000円 | 売り上げの3%:45,000円 |
| 合計/月 | 245,000円 | 197,200円 |
自社アフィリエイトの場合、月額で47,800円の削減、年間573,600円の削減になります。
ただし、アフィリエイターとの提携方法が不明な方はASP活用がオススメです。ASPは販売パートナーとなるアフィリエイターを広告主の代理で採用活動をしてくれる非常に重要な役割を担ってくれるためです。
成果報酬型業務提携ツール
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メイクショップでアフィリエイト集客をするメリット

メイクショップでアフィリエイト集客を導入するメリットは以下が挙げられます。
- 成果報酬なので赤字リスクが小さい
- 広告費を事前に払わない(後払い)
- アフィリエイターが記事・SNS・動画を制作してくれる
- SEM・SNS広告よりCPAが安定しやすい
アフィリエイトはメイクショップの集客において、最も費用対効果が安定しやすいチャネルです。費用対効果の高さ・リスクの低さにおいてメリットがあります。
成果報酬なので赤字リスクが小さい
メイクショップにおけるアフィリエイト施策は、成果報酬型であるためクリック課金型の広告と比べて広告費が先行しにくい点がメリットです。実際に購入などの成果が発生した場合にのみ費用が発生するため、売上が立たない段階で広告費だけが膨らむリスクを抑えやすいからです。キャッシュフローに慎重なEC事業者でも導入しやすい仕組みと言えます。
メイクショップは販売手数料が無料のため、他のカートに比べてアフィリエイト報酬に回せる予算が多く、より高い報酬率を設計できます。これにより、質の高いアフィリエイターを獲得しやすくなります。
一方で、成果報酬やASP手数料が商品粗利を上回ると、売れるほど赤字になる可能性もあります。また、指名検索やクーポン流用など、本来広告を使わなくても発生した売上に対して成果報酬を支払ってしまうケースもあり、必ずしも無駄な広告コストがゼロになるわけではありません。
そのため、成果条件や報酬率をLTVや粗利構造を踏まえて設計し、費用対効果を継続的に管理することが、アフィリエイト運用を成功させる前提条件となります。
広告費を事前に払わない後払い
アフィリエイトは広告費を事前に支払う必要がない点が大きな特徴です。購入や成約などの成果が発生した後にのみ報酬が確定する成果報酬型広告だからです。
クリック課金や表示課金型の広告と異なり、出稿時点で費用が先行しにくいため、キャッシュフローへの負担を抑えながら集客施策を開始できます。そのため、広告予算に余裕のないスタートアップや中小規模のEC事業者でも導入しやすい手法といえます。
一方でアフィリエイトは、ASP費用や不適切な報酬設定により売上増が利益圧迫につながるリスクがあり、また、指名検索やクーポン経由など本来無料で獲得できる成果に対しても報酬が発生する点に注意が必要です。
このため、粗利やLTVを踏まえた成果条件と報酬設計を行い、費用対効果を継続的に管理することが、アフィリエイトを安全かつ効果的に活用するための前提となります。
アフィリエイターが記事・SNS・動画を制作してくれる
アフィリエイトの大きな強みのひとつは、アフィリエイターが自ら
- 記事
- レビュー
- 比較コンテンツ
- SNS投稿
- 動画
などを制作し、商品を紹介してくれる点にあります。メイクショップとアフィリエイトASPを連携させることで、広告主はブログ更新やSNS運用、動画制作などの作業を外部の発信者に委託できます。これにより、人的リソースや制作コストを大幅に抑えつつ、外部の力で集客を展開することが可能になります。
また、アフィリエイターはそれぞれ専門ジャンルや独自の読者・フォロワーを持っており、広告色の強い訴求ではなく、体験談や比較を通じた自然な形で商品が紹介されやすい点もメリットです。自社だけではリーチできなかった層への、認知拡大や新規顧客獲得が期待できます。
一方で、すべてのアフィリエイターが高品質なコンテンツを制作するわけではないため、成果条件や報酬設計、媒体管理を適切に行うことが重要です。条件設計と運用を正しく行うことで、アフィリエイトは効率的かつ持続的な集客チャネルとして機能します。
SEM・SNS広告よりCPAが安定しやすい
アフィリエイトは、SEM(検索広告)やSNS広告と比べて、CPA(顧客獲得単価)を安定させやすい集客手法です。成果が発生した場合にのみ報酬が発生する成果報酬型だからです。広告費と売上が連動しやすく、クリック単価の高騰やアルゴリズム変動によってCPAが急変しやすいSEM・SNS広告と比べ、月次の予算計画や売上予測を立てやすい特徴があります。
また、複数のアフィリエイターが継続的に記事やSNS・動画などで商品を訴求するため、広告予算を止めた瞬間に露出がゼロになるリスクも低く、中長期的に安定した集客チャネルを構築しやすい点も強みです。
一方で、クーポンサイトや指名検索経由の成果が増えると、見かけ上のCPAは一定でも利益が圧迫されるケースがあります。そのため、成果条件や報酬率をLTVや粗利構造に基づいて設計し、媒体管理を行うことが不可欠です。適切に運用すれば、アフィリエイトは広告依存を抑えつつ安定した売上基盤を支える有効な施策となります。
メイクショップの集客力はもともと強く、そこにアフィリエイトを加えることで自然検索・SNSとは違う属性の購買ユーザーを獲得できます。
特に美容・健康食品・アパレルなどはアフィリエイターとの相性が良く、広告依存を避けたい事業者には非常に有効です。
メイクショップでアフィリエイト集客をするデメリット
メイクショップのアフィリエイトはメリットが大きいですがデメリットも存在します。
- 手数料がかかる
- アフィリエイターによるブランド毀損リスクがある
手数料などを含めた総費用を考慮し、広告の費用対効果(ROI)が最大化するよう予算を戦略的に策定し、掲載ルールや広告表現ガイドラインを明確にする必要があります。
手数料がかかる
アフィリエイトを導入する場合、アフィリエイターへの成果報酬に加えて、ASPへの初期費用や月額費用、成果手数料が発生します。
さらに、クレジットカード決済やキャッシュレス決済を利用する場合は、決済代行会社への決済手数料(一般的に3〜5%程度)も別途必要となるため、複数のコストが重なる点に注意が必要です。
メイクショップのプレミアムプランでは、初期費用に加えて月額1万円以上の固定費がかかります。そのため、月商が小さい事業者にとっては相対的に負担が大きく、利益を圧迫しやすい傾向があります。一方で、販売手数料が無料であるため、月商が一定規模を超えると、他のカートシステムよりも総コストを抑えられるケースもあります。
アフィリエイトは成果報酬型のため、売上の一部が必ず報酬として差し引かれます。
報酬率の設定を誤ると、売上が伸びても利益が残らない可能性があるため、粗利率・ASP手数料・決済手数料を含めた事前の利益シミュレーションが不可欠です。
アフィリエイターによるブランド毀損リスクがある
アフィリエイトは外部パートナー(アフィリエイター)による集客が中心です。そのため、意図しない文脈・表現で商品が紹介されるリスクがあります。
特に美容・健康・医薬系商材では、
- 誇張表現
- 薬機法違反の記述
- 虚偽レビュー
などが問題視されるケースが多いです。万が一不適切な記事や動画が拡散されれば、企業の信頼性・ブランドイメージに深刻なダメージを与える可能性があります。
また、報酬目当てにアフィリエイターが勝手にLP(ランディングページ)を自作し、実際と異なる価格やキャンペーン情報を掲載して炎上する事例も見受けられます。
これらのリスクを避けるには、事前に掲載ルールや広告表現ガイドラインを明文化して提示し、違反時には提携を解除できる体制を整えることが必要です。あわせて、ASPの管理画面や外部ツールを使って定期的に掲載先メディアをチェックし、ブランドを守る監視体制を構築しましょう。アフィリエイトには、外部アフィリエイターによる表現の自由度が高い分、ブランド毀損や法令違反リスクが存在します。特に美容・健康系商材では、ガイドライン整備と継続的な監視体制が不可欠です。
成果報酬型業務提携ツール
について相談してみる
メイクショップのアフィリエイトはsuccessfeeで
successfeeはメイクショップと相性がよいツールです。ECの販売パートナー(アフィリエイター・インフルエンサー等)との成功報酬契約管理を自動化する仕組みです。成果承認・タグ計測・管理画面・不正排除まで一元管理できるので、手軽にアフィリエイトを始めたいショップに向いています。
メイクショップのアフィリエイトにsuccessfeeをおすすめするポイントは以下です。
- 費用を抑えて始められる
- 煩雑な管理を自動化
- 自社パートナーとの連携強化
メイクショップとアフィリエイトを正確に連携させたいなら、successfeeがおすすめです。手数料をおさえて管理負荷を大幅に削減することができます。
費用を抑えて始められる
successfeeの最大のメリットは、メイクショップでアフィリエイトを始める際に 初期費用や固定費を最小化できる点にあります。一般的な広告施策では、成果に関係なく費用や広告予算を先に支払う必要がありますが、successfeeは成果報酬型なので、実際に売上が発生したときだけ費用が発生します。
【successfeeの料金】
- 初期費用:55,000円(導入サポート)
- 月額費用:2,200円+売り上げの3%
新しい販路を試したい事業者でも投資リスクを抑えてチャレンジできます。特に中小規模のEC事業者にとって資金調達のプレッシャーが緩和されます。
さらにインフルエンサーやブログ運営者など外部パートナーとの連携を広げやすく、集客チャネルを拡大しながらも無駄なコストが発生しない構造を作れる点が魅力です。EC初心者や新規商材のテスト段階でも導入しやすい仕組みといえます。
煩雑な管理を自動化
メイクショップでの受注データと紐づけて管理負荷を大幅に削減できるのもメリットです。successfeeはアフィリエイトの運用作業を一元的に自動化する機能を持っているからです。
アフィリエイトの運用では
- パートナーごとの成果計算
- 報酬金額の精査
- 振込処理
- 契約管理
など、多くの事務作業が発生します。
売上規模が大きくなるほど、これらの業務は煩雑化し管理ミスや人的工数の増加といった問題につながります。
successfeeは、パートナー別に成約URLを発行し成果発生時には自動で計算して記録、必要に応じて支払処理まで自動化することが可能です。人手によるチェックが不要になり、誤差や重複支払いなどのトラブルも防ぎやすくなります。
担当者の作業時間を削減しつつ、高い透明性と正確性を保ってパートナー管理を行うことができます。
自社パートナーとの連携強化
successfeeは「アフィリエイト=メディア経由の集客」だけに限定されず、インフルエンサー・YouTuber・紹介パートナー・BtoB代理店など、多様な販売パートナーとの契約管理にも利用できる柔軟な仕組みを持っています。
メイクショップで商品を販売する事業者が自社パートナーネットワークを持ちたい場合、successfeeを使うことで簡単に成果報酬制度を構築できます。
- パートナーごとに報酬率を変える
- 特別単価を設定する
- 高精度なトラッキングで成果を見える化する
など、従来は開発コストがかかる仕組みをノーコードで導入できます。
さらにsuccessfeeはクッキーに依存しない計測技術も採用していて、SNSリンクやスマホ経由のトラフィックでも成果を正確にトラッキングできます。自社販売チームを拡張するような外部営業網を構築でき、アフィリエイト以上の価値を発揮します。
メイクショップでアフィリエイトする際の注意点

メイクショップのアフィリエイトでは注意すべきことがいくつかあります。
- サンクスページURLが複雑でご設置されやすい
- PC/スマホでテンプレートが別でタグ漏れがおきやすい
- 複数ASPのタグを入れると重複成果が多発する
これらの点を踏まえ、適切な設定と管理体制のもとでアフィリエイト施策を運用する必要があります。
メイクショップのアフィリエイトは構造・タグ仕様が複雑という点に注意が必要です。導入時に正しくタグ設計をすることが重要です。初心者は自社アフィリエイトの方が設計しやすいケースもあります。
サンクスページURLが複雑で誤設置されやすい
メイクショップでは、購入完了後に表示されるサンクスページ(注文完了ページ)が、購入方法や配送設定、決済手段、定期購入の有無などによって分岐する仕様になっています。
【サンクスページURL分岐パターン例】
| 購入パターン | URL例 | 説明 |
|---|---|---|
| 通常購入(クレジット) | /shop/thanks.html | 最も一般的 |
| 代引き決済 | /shop/thanks.html?payment=cod | クエリパラメータ付き |
| 定期購入 | /shop/subscribe_thanks.html | 別ページ |
| ゲスト購入 | /shop/guest_thanks.html | 会員登録なし |
| 複数配送先 | /shop/multi_thanks.html | 複数の住所に配送 |
そのため、コンバージョンタグを特定のURLに直接設置する方法では、すべての完了ページを網羅できず、成果の計測漏れが発生しやすい点に注意が必要です。
【計測漏れの実例】
- /shop/thanks.htmlにのみタグ設置
- 定期購入(/shop/subscribe_thanks.html)の成果が未計測
- アフィリエイターへの報酬未反映、広告効果の誤認
実際、完了ページの分岐が多いショップでは複数のサンクスページが存在し、1箇所でもタグ設置を誤ると、成果が未計測となりアフィリエイターへの報酬未反映や広告効果の誤認につながる恐れがあります。特にASPから提供されたタグをそのまま貼り付けるだけでは、メイクショップ特有の動的仕様に対応できず、初心者ほど誤設置を起こしやすい傾向があります。
対策としては、管理画面の公式コンバージョンタグ設定機能を使用し、URLに依存しない形でタグを設置すること、そして必ずテスト購入を行い成果が正しく計測されているかを検証することが不可欠です。
参考:コンバージョンタグの設定
PC・スマホのテンプレートが別でタグ漏れが起きやすい
メイクショップでは、PCサイト用とスマートフォンサイト用のデザインテンプレートが分離して管理されており、それぞれ個別にHTMLやJavaScriptの編集が必要となります。この仕様により、アフィリエイトタグやコンバージョンタグをPC側のテンプレートにのみ設置し、スマホ側に入れ忘れてしまうと、スマホ経由の購入が成果として一切計測されないという重大なミスが起こりやすくなります。
【他カートとの違い】
| カート名 | テンプレート構造 | タグ設置回数 |
|---|---|---|
| メイクショップ | PC/スマホ分離 | 2回(PC+スマホ) |
| Shopify | レスポンシブ統一 | 1回のみ |
| BASE | レスポンシブ統一 | 1回のみ |
| カラーミーショップ | レスポンシブ統一 | 1回のみ |
現在のECでは購入の大半がスマートフォン経由であるため、スマホ側の計測漏れは広告効果の大幅な過小評価や、アフィリエイターへの成果未反映につながるリスクがあります。また、スマホテンプレートはPCとは構造や記述ルールが異なるため、タグの挿入位置を誤ると正常に発火しないケースも少なくありません。
特に初期構築時やデザインリニューアル時はタグ漏れが発生しやすいため、必ずPC・スマホ双方でテスト注文を行い、成果が正しく計測されているかを事前に確認することが重要です。
複数ASPのタグを入れると重複成果が多発する
メイクショップでは複数のASPと併用しやすい一方で、複数のASP用成果タグを同一の購入完了ページに設置すると、重複成果が発生するリスクがあります。これは、1件の注文に対して複数のタグが同時に発火し、異なるASPそれぞれで成果が記録されてしまう構造に起因します。
ASPごとにクッキー判定やラストクリックのロジックが異なるため、どの成果が正当かを広告主側で判断・承認する必要が生じ、運用負荷が大きくなりがちです。また、管理画面がASPごとに分散することで、集計ミスや月末の予算超過を招くケースも少なくありません。
こうした問題はメイクショップ特有というより、複数ASPを同一成果地点で併用する際に起こりやすい構造的なリスクです。
対策としては、
- ASPごとの役割を明確に分ける
- 成果承認ルールを厳格に定める
- ワンタグや中継ツールを活用して成果を一元管理する
など、事前の設計と運用ルール整備が不可欠となります。
成果報酬型業務提携ツール
について相談してみる
まとめ
メイクショップでアフィリエイト集客を成功させるためには、正しいタグ設計と適切な成果管理が重要です。
メイクショップはPC・スマホでテンプレート構造が異なり、サンクスページのURL仕様も複雑なため、計測漏れや成果重複が起きやすいという特徴があります。そのため多くのショップが設定の難しさに直面してしまいます。
最小リスクで大きな成果を出すためには
- PC/スマホ両方のテンプレートにタグを設置する
- サンクスURLの違いを理解する
- 複数ASPの併用を避ける
などを実践すると良いでしょう。正しいタグ設置とテスト環境での動作確認も必須です。
広告費をおさえて売り上げを伸ばしたい、正確な計測をしたいという場合は、successfeeの計測一元管理サービスを使うことをおすすめします。柔軟な運用設計が可能になり、多様なパートナーとの連携を強化することも可能になります。